大沢秀猛くん(15)



【概要】
 1996/1/22 福岡県三瀦(みずま)郡の城島町立城島中学校の大沢秀猛くん(中3・15)が、家族が当時働いていた工場が見える場所にある水田地帯の水門で、午後9時頃、首吊り自殺。

 入学式当日、秀猛くんはAから一方的に暴力を受け、それに反抗できなかったことから、Aのいじめの標的になり、学校の教室内や廊下等で暴力を奮われたり、用事を言いつけられるようになった。

 小学校時代過ごした大分県の郡部地方と福岡県の筑後地方では方言が違い、言葉遣いを真似て馬鹿にされることがあった。大沢家が家具製造の家業で外国人を雇っていたことから馬鹿にされていた。弱い男という意味で、「ヘボ」とか「ホモ」などと呼ばれた。

 殴る蹴るの暴力が日常茶飯事にあり、ほかにも、壁に身体をぶつけられたり、部活中にボールを故意に蹴りつけられたりした。

 1995/10 遺書にある「つよい人」に、スーパーファミコンを貸した。以降、約12回合計30万円を超える金額を脅し取られた。金を持ってこないと「腕を折る」と言われ、秀猛くんは家人から盗った金を渡していた。3年生時には、持病のぜんそくの治療代も病院に行かず、加害生徒に手渡していた。

 中学1年生の5月に実施された家庭訪問の際、秀猛くんは担任教師に、「いじめられている」と泣きながら訴えた。その場にいた母親が秀猛くんに、どういうことか尋ねたが返事がなく、担任に確かめたところ、教師は「何人かの生徒と行き違いがあります。その中の一人の生徒が小学校の延長のようなガキ大将の子でした。秀猛くんにもそのようなところがあります。しばらくすると中学生の自覚ができ、仲良くやっていけるでしょう。」と答えた。

 お通夜の席で遺書を公開するが、校長は「いじめはぜんぜんありませんでした」と発表。

 両親が生徒10数人から聞き取りをした結果、「先生に何度もいじめを報告したが、相手にされなかった」という証言がでる。


【遺言】
 お父さん、お母さん、ごめんなさい。

 僕がこの町にきて中1の初めの日にA君に後ろからつつかれたり蹴らされたりされて、ついおこって「いいかげんにしろ」と言った。そしたら泣かされた。その日からずっと一年間泣かされつづけた。何回か先生に言ったらAもおこったが、僕は口が悪いと言われた。そして、2年になって、口の悪いやつがいて、そいつがいってもないことをいつもB君に言いつけ、なぐられつづけた。

 3年になり一学期はなにもおこらなかったので、ことしはなにもないだろうと思っていたら、二学期の初めの日にC君に、つよい人がおまえに「スーパーファミコンをもってこい」と言ったといってきた。初めはにげまわっていたが、スーパーファミコンぐらいいいと思い、わたした。そしてこんどが、お金をようきゅうされ、初めは、わたさなかったが、「うでをおるぞ」と言われてわたしてしまった。そしてずっとお金をとられつづけている。いま30万円ぐらいとられているし、またお金をようきゅうされた。しかし、そのお金がないので死にます。


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ