2009年10月25日(日) 【夜明けとケチャップ】 私の古い親友に大塚という男がいる。 今はだいたい年に2〜3回程度しか会わないのだが、それでも私は彼を好いているし、また尊敬もしている。 二人とも残念な中身しか入ってない財布しか持ってないため、遊びに行くのは決まってファミレスである。 毎回夜10時頃集合し、店を出て解散するのは翌朝6時頃だ。 だいたい健康な方の睡眠時間と一緒だ。 夜の10時にねて、次の日朝6時におきる。 うむ、実に理想的である。 話は大塚(大幅)に逸れたが、そう、大塚である。 これがなかなかのアホなのだ。 大体夜中3時位になると『小腹が空いた』とかOLみたいなことを言い出し、そして毎回『山盛りポテトフライ』なる料理を注文する。 この『山盛りポテトフライ』注文すると必ずケチャップが添えられてくる。 そう、今回の第二の主役『ケチャップ』登場である。 大塚は料理が運ばれてくるや否や、刹那、ポテトには目も暮れずおもむろにケチャップを手に取り、それを目の周りに塗りたくり 『歌舞伎役者!!』 と、こうくるわけである。 前述した通り彼は相当なアホである。 しかしだ、そこは私、負けるわけにはいかない。 私も負けじとケチャップを鼻の下に塗りたくり『鼻血!!』と、こう打って出るわけである。 お分かり頂けるだろうか、今後の日本を背負って立つ筈の二人の若者が、深夜のファミレスにて顔中ケチャップまみれにしてニヤニヤしてるこの状況。 なんというか、確実に自分が負け組であると言う自信が全身からみなぎってくる。 そして一頻りニヤニヤした後、徐にテーブルペーパーで顔を拭き、何事も無かったかのようにポテトを喰らう。 挙句の果てに散々自分達で遊んでおきながら、店員さんに向かって『すいませんケチャップもう1つください』とか言っちゃう。 もう悲惨の極みである。 そして東の空が白んで来た頃、会計を済ませて揃って店を出る。 さよならと言って二人は別れる。 ちゅんちゅんと小鳥のさえずりが聞こえる、まだまだ肌寒い3月の空。 これから昇ってくる太陽に向かって私は思いを馳せる。 これが“青春”だ、これが“友情”だ、と。 私は大きな欠伸を一つ打った。吐き出された息はまだまだ白かった。 なんか終わり方ウザイけど気にしないwww 22:55 コメント(2) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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