『吠える雄牛』
『ﾍﾟﾘﾛｽ(ﾌｧﾗﾘｽ)の雄牛』
ｼﾁﾘｱの君主 ﾌｧﾗﾘｽが
芸術家 ﾍﾟﾘﾛｽに 命じて
考案させたという 伝承から
二人の名を 冠して 呼ばれたり
その拷問結果から 吠える雄牛
とも 呼ばれる。
古代ｷﾞﾘｼｬ 最古の 処刑法である。
画像の通り 外見は 巨大な
金属製の 雄牛。
雄牛の中は 人が入れるくらいの
空洞に なっていて
犠牲者は 胴体に設けられた 扉から
内部に 閉じ込められる。
その後 雄牛全体を 炎であぶり
犠牲者を 焼き殺す わけだが
その際 犠牲者の悲鳴が
内部で反響し まるで 雄牛が
吠えている様に 聞こえたという。
最初の 犠牲者は 考案者 ﾍﾟﾘﾛｽ
ﾌｧﾗﾘｽ王も 民衆により
この処刑具により 殺された。
『ﾘｯｻの鉄柩』 ※画像なし
鉄の柩で 犠牲者を 中に入れた後
ゆっくりと 蓋をﾈｼﾞで 押し下げ
やがて 犠牲者は 押し潰されて
死に至るが 圧死までに
1週間 から 10日と
時間を かけて 蓋を下げられた。
もちろん その間は 食料も 水も
与えられず 犠牲者は
狭い 暗闇の中 独り寂しく
死んでいった。
『審問椅子』『祈りの椅子』
外見で わかると 思いますが
座らせて ﾍﾞﾙﾄなどで 体を固定し
刺に 突き刺すというもの。
この画像は 威圧用で あり
実際は もっと 刺の数は少なく
長さも あまり 長くなかったため
出血も少なく 死に至ることは
なかったという。
別名の由来は 座らせられた
犠牲者が 苦痛のあまり
前かがみなる 姿が
祈りを ささげているように
見えたからである。
『ﾕﾀﾞの揺籠（ゆりかご）』
ﾋﾟﾗﾐｯﾄﾞのような 形の台座と
その上に 紐で吊されたﾍﾞﾙﾄが本体
ﾍﾞﾙﾄを胸のあたりで 巻き 紐で
吊り上げ ﾋﾟﾗﾐｯﾄﾞの 上端を
男性なら肛門 女性なら膣にあて
ﾍﾞﾙﾄに紐を通し 地面と
平行に張り 壁に 固定する。
さらに 足を少し開き棒に結び
その棒は 犠牲者の足が
平行になるように 紐で固定する。
このように すれば
犠牲者が 上下左右に 動かない。
股裂きのための 拷問具であることに
違いないが 体力消耗の目的で
使われることが 多かった。
ただ この拷問具
詳しいことは わからないが
現在でも ﾗﾃﾝｱﾒﾘｶで
採用されているらしい。
現代版は 改良され ﾍﾞﾙﾄは金属製で
ﾋﾟﾗﾐｯﾄﾞには 電流が流れる
仕組みに なっているらしい。
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